
これは梁です。
この家で使われる赤松の梁はこの四本です
そして一番右の黒っぽい梁が前の家に使われていたもので
色は変色していますが、まだまだ使われそうなので
また、がんばって重い屋根を支えてもらうことにしました
この梁からしたら「えぇ~まだ使うんかぁ~引退させてやぁー」って
思っているかもしれません。
小口を切って士口を造ってみると

このように、木の中に油分(茶色の部分)があることが分かると思います
この木は、前の家に使われて20~30年は経つと思いますが
日本の赤松は何年も中に油をたもっているために
粘り強さがある木材です
それに比べて、アメリカの松(米松)は乾燥すると強度は強くなりますが
油分が少ないために粘り強さはあまりないと思われます
さらに、中国まで行ってみると油分が多いために
構造材としては使われないで、内装材主に
玄関の上がり框、式台などに使われます。
日本の赤松は構造材としてはピカイチなのですが
残念な事ですが、松くい虫の影響で数が少なくなり
高価な材料になっています
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